Amazon EC2でLAMP(Linux/apache/MySQL/php)環境を構築する

amazon EC2に新しくMicro instanceが登場した。

Announcing Micro Instances for Amazon EC2

料金は$0.02/1時間～と個人であれこれやるには超オススメ！
個人的にFacebookアプリを作ろうと思っていたので、使ってみることにしました。
環境は、Linux+apache+MySQL+PHP(+symfony)で作ってみます。
しかも、インスタンスが落ちても大丈夫なようにEBSも使ってみる。

EC2インスタンスを立ち上げる

amazon web serviceのページから
AWS Management Consoleを使って、インスタンスを立ち上げます。

なにやらAmazon Linuxなる余計なプレインストールパッケージをstripしたAMIがあったのでそれを使うことにしてみます。
Getting Started on Fedora Core 8 (AMI Id: ami-99f58acb)を使います。

Fedoraはrootユーザで入れた。
この前つかったAmazon Linuxではrootではなくec2-userでログインする仕様になっていた。

• Apache,MySQL,phpをインストールする

yum -y install httpd php mysql mysql-server php-mysql

• インスタンス起動時にapacheとMySQLも起動するようにする

/sbin/chkconfig httpd on
/sbin/chkconfig mysqld on

• apacheとMySQLを起動する

/sbin/service httpd start
/sbin/service mysqld start

• phpinfoで動作確認する。DocumentRootにphpファイルを作成。

echo "<?php phpinfo(); ?>" > /var/www/html/index.php

ブラウザから、アクセスして動作確認する

(e.g.) http://ec2-xxx-xx-xx-xxx.ap-southeast-1.compute.amazonaws.com/index.php

うん、きちんとphpinfoが表示されている。 動作確認.........ok

停止するときは、こんな感じ

/sbin/service httpd stop
/sbin/service mysqld stop

MySQLのセキュリティ関連の設定をする

• まずはrootユーザのパスワード変更
* 'new-password'部分は自分の好きなパスワードに変更してください。

mysqladmin -u root password 'new-password' 

• 先ほど設定したパスワードでログインできることを確認する

mysql -u root -pnew-password

• testデータベースの削除

mysql> DROP DATABASE test;

• 匿名ユーザのアクセスを不可にする

mysql> DELETE FROM mysql.user WHERE user = '';
FLUSH PRIVILEGES;

これで終わり。

mysql> exit
Bye

• EBSに大事そうなデータを移動する

AWS Management ConsoleからEBSを作成。10GBくらいでいいか。 ELASTIC BLOCK STORE(EBS)は EC2のインスタンスにマウントできる仮想ストレージデバイスのことです。 Amazon EBSを活用してデータをバックアップしてみよう ～Amazon EC2/S3環境構築のすべて～ /dev/sdpにAttachしてみる。 待つこと１分弱。コンソールでマウントされていることを確認する。

ls /dev/sdp

• 立ち上げたインスタンスにEBSをマウントする

/ebs1というディレクトをつくり、そこにEBSをマウントします。

mkfs.ext3 /dev/sdp

mkdir /ebs1

mount -t ext3 /dev/sdp /ebs1

マウントされていることを確認..........ok

df -h

• 大事そうなデータの移動

まずは、apacheとmysqlを停止しておく。

/sbin/service httpd stop
/sbin/service mysqld stop

ディレクトリをごっそり移動。

mv /etc/httpd /ebs1/httpd

替わりにシンボリックリンクを作成

ln -s /ebs1/httpd /etc

ドキュメントルートも同じく移動。

mv /var/www /ebs1/www
ln -s /ebs1/www /var/

httpdを起動する。

/sbin/service httpd start

このインスタンスをつぶして、 新しいインスタンスを起動したときには ディレクトリを削除し、リンクをはるだけ。

rm -rf /var/www
ln -s /ebs1/www /var/

MySQLも同様にする

# MySQLの停止
/sbin/service mysqld stop

mv /var/lib/mysql /ebs1/mysql
ln -s /ebs1/mysql /var/lib

# 起動
/sbin/service mysqld start

新しいインスタンスにした場合は 上記同様にディレクトリを削除し、リンクをはりなおす。

rm -rf /var/lib/mysql
ln -s /ebs1/mysql /var/lib

• ユーザディレクトリなどもEBSに保存しておく

groupadd contentsuser
useradd mikitimo -d /ebs1/home/mikitimo -g contentsuser -p'mypassword'

参照: Tutorial: Running a php/mySQL server on EC2 with EBS

さて、次はSymfony+sfFacebookPluginでfacebookアプリを構築してみるよ！