Groupon Storeはマーチャント向けのセルフサービスプラットフォームで、
登録マーチャントが専用ページからいつでもクーポンを販売できる仕組み。
ディールとしてサイト上に取り上げられるまでに6ヶ月待ちともいわれているGROUPONは
取り扱いクーポン数を増やし、新規ユーザ獲得を狙う。
現在10社ほどが、テストユーザとして参加している様子。
GROUPONの社運をかけたGroupon Storeだが、
GROUPONにとっても、Groupon Storeを使うマーチャントにとっても
メリット、デメリットがあるようだ。
メリット
- 登録ショップがいつでも好きなクーポンを販売できるようになるため、クーポン販売数、ディール数が増える。
- 数が増えることで、より消費者それぞれのニーズに合わせたクーポンの提供が可能になる。
- 登録するだけなので、新しい販路をさがしているマーチャントにとっては参入しやすい。
- また、一度マーチャントとして取り込み、自分の店の専用ページを作りこんだりするのであれば、乱立する他社競合共同クーポン購入サイトへ流れにくい
デメリット
- GROUPONの圧倒的なまでのクーポン販売力はユーザへ毎日送られているメルマガにある。
つまり、そのメルマガに取り上げられなければ、思ったような売れ行きにならない可能性大。
その場合に、キャンペーンの企画・販売にかかった諸費用とクーポン販売での儲け(ディスカウント率が高いのできっとすずめの涙程度)やメリット(顧客獲得など)を比較してみると、意外にリスクは大きいかもしれない。
- ディスカウントによる顧客獲得、顧客維持は小さい店や地元ショップには向かない。
大抵の場合小さい店や地元ショップは一定の地元客やリピーターに支えられている。
また、GROUPONでクーポン販売をしたいショップの大部分は、GROUPONで獲得した新規顧客からリピーター創出を考えているはず。では、Groupon Storeの提供するマーチャント専用ページからクーポン購入してもらった人たちに
もう一度リピートしてもらうためには、どうするか?次は、別のクーポンに誘導するのか。
いつも店にきてくれるお得意様には定価で、GROUPONユーザには大幅なディスカウント価格で提供というのは
顧客心理としてどうだろうか。
- ショップが自由にクーポンを販売できるので、現在のGROUPONにみられる他と比べての圧倒的なディスカウントというのが少なくなる可能性。ショップとしては、販売チャネルの一つとして扱う為、なるべく他の販売チャネルとディスカウント率をあわせようとする。あとは、競合他社も同様にGroupon Storeのような仕組みを導入していった場合、やはり価格競争になる可能性が高い。(例えば、Googleで検索して、一番やすいクーポンを買うというような)
今回、Grouponに関していろいろ漁ってみて、
多くのショップにとって、Grouponで獲得した新規顧客から次につなげるのが大きな課題のようだった。
あまり商売が繁盛していない店がGrouponを出してみたら、
いままで見たことのないような売れ行きに思わす舞い上がったものの
結果その後の商売に結びつかなかった、価格が割れてしまったというような話があった。
マーチャントに対してどのような価値を提供していくか?があらためて肝だと思った。
参照元:
roupon Reveals Its Future Lies In Self-Serve
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