2011/01/23

極寒の上海出張

12月に引き続き、今月も上海に行ってきた。

「上海はものすごく寒いですよ、最低気温マイナス2度ですよ、しっかり準備してきてくださいね!」
と注意はうけていたものの、こんなに寒いとは思わなかった。

「マイナス2度?イギリスやベルギーに比べたら楽勝でしょ」と、どこか甘く見ていたらしい。

何がそんなに寒いかというと、この街は寒さに対する設備がほとんど整っていないこと。
暖房にしても、寝具にしても、部屋にしても・・・・。

ホテルの暖房は普通のエアコン。
石造りのタイルからくる底冷えや入り込む隙間風に比べると
暖房のパワーが足りないので部屋がぜんぜん暖まらない。
ベッドには毛布はなく、薄いブランケットにシーツだけだった。
ツインベッドルームだったので、使っていないベッドのシーツを失敬し、2枚がけにして寝る。
その日の夜は寒くてぜんぜん眠れなかった。夜中に起きてパジャマの上にダウンジャケットを着て寝た。

次の日の朝、即効でコンビにで貼るホッカイロとタイツを買い命拾いする。
ホッカイロを考えた人、商品化した人たちに感謝!

上海オフィスも寒かった。
寒さで手がかじかんでキーボードがうまく打てない(笑)
零度に限りなく近かったと思う。
今回は現地チームとバリバリ開発を進めていく予定だったので
これは誤算だった。お湯をマグカップに入れ、指をあたためながら仕事を進める。

上海の人はこの寒さを何とも思わないのか!?と思いまわりを見渡してみると
オフィス内の人は全員ダウンジャケットを着ながら仕事をしていた。

バリバリ仕事をするも夕方5時にはビル全体の空調がとまる。
その後は寒さに凍えながら開発を続ける。それでも21時までが限度。

この建物、1Fには中国工商銀行も入っているし、大使館も入っているので
それなりの商業施設なんです。

実際に現地の人に聞いてみると、上海は寒さに対する設備が整っていないのだという。
中国北部のハルビンのほうが冬は寒いが(冬はマイナス20度になる)、設備が整っているので
Tシャツ一枚でもすごせるらしい。


さて、この上海の寒さを乗り切るために役立ったこと。

・貼るホッカイロを背中に貼る
・厚手のタイツなどをズボンの下にはく。2枚履き。
・ユニクロのヒートテックなどを着る
・火鍋などのあたたかい料理を食べる
・ショウガ系の温かい飲み物を飲む


2日目は、雪が降った。
帰りの日は、まさかの吹雪。空港行きのタクシーが全然つかまらない。
悪天候のため、まさかの飛行機遅延。機内で待つこと4時間。上海-東京の移動に結局12時間もかかってしまった。


天候には恵まれていなかったものの、
上海で食べた火鍋は涙がでるほどおいしかった。

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